2025.03.05

第4回 HIGASHIGUCHI GK CLINIC

主催ONE CLIP 株式会社
ゲスト東口順昭(ガンバ大阪)
梅田陸空(べガルダ仙台)
対象第1部 U12 (小学4~6年生)
第2部 U12 (小学4~6年生)
第3部 U15 (中学1~3年生)
会場吹田市立総合運動場
日程2024年12月28日(土)
内容東口本人がゴールキーパースキルを直接指導。
後半は「USAMI SOCCER CLINIC」とコラボトレーニング

開会式

トレーニング内容について熱心に聞いている子供たち

ゴールキーパーは
もっとヒーローになれる

 GKクリニックに先立ち、開催の趣旨やオフィシャルパートナーの皆様をご紹介させていただきました。 トレーニングは、参加者の年齢に合わせて、U12(小学4年~6年生)とUU15(中学1年~3年生)の2つのカテゴリーに分けて、それぞれの世代に合わせた東口の直接指導が行われました。

 より実りある指導を提供するために、特別ゲストとしてベガルタ仙台の梅田陸空を迎え、両コーチによるトレーニングの幅が広がりました。開会式では、東口から「今日は皆さんとお会いできるのを楽しみにしていました。ゴールキーパーにとって大切な要素をしっかりお伝えし、皆さんの成長が感じられるようサポートします!」という熱いメッセージが送られ、会場は一層盛り上がりました。

本人が直接指導する特別な2時間

 東口本人が自身の経験をもとに考案したメソッドを直接伝えたいという想いから、少人数制のトレーニングを実施しました。少人数だからこそ、一人ひとりに丁寧に声をかけ、重要なタイミングで細やかな指導を行うことができ、充実したトレーニングとなりました。

 今回は「ポジショニング」「キック」「実践」の3つのセクションに分けてトレーニングを実施。

 参加した子どもたちは、プロの指導を直接受けながら、楽しみつつ学べる貴重な2時間を過ごしました。

セクショントレーニング
「シュート」

子供たちに直接ポジショニング指導している東口順昭

常に変化していく大事な要素
「ポジショニング」 

 ゴールキーパートレーニングにおいて、特に重要な要素の一つが「ポジショニング」。U12(小学4~6年生)とU15(中学1~3年生)では、その考え方が異なるため、各世代に適したコーチの直接指導を実施しました。また、ゴールキーパーは接触の多いポジションであることから、ボールを奪うタイミングや保持の仕方、さらには保持後の判断まで、一連の流れを意識したトレーニングを行いました。

 日本代表経験を持つ東口による直接指導という貴重な機会でもあり、子供たちは真剣にアドバイスに耳を傾け、それぞれの課題が改善されることに喜びを感じていました。

セクショントレーニング
「キック」

「何度も失敗し、自分の形を見つけていく」事が重要。

攻撃の起点はゴールキーパー。
一球一球考えながら蹴っていこう

  近代サッカーで重要な1つが、「ゴールキック」。ゴールキックは、ただボールを蹴り出すプレーではない。正確なキックと的確な判断が、チームの攻撃を加速させる。守備から攻撃へと素早く切り替えるために、味方の動きを予測し、最適なコースへ蹴る技術が求められる。どのタイミングで蹴るのか、どのエリアを狙うのか。それを理解し、実践できるかどうかが、試合の流れを大きく左右する。ゴールキーパーの一蹴りが、チームのチャンスを生み出す。

 その重要なゴールキックのポイントを、東口、梅田は年代ごとに合わせた指導を行いました。最初は、ボールの持ち方や蹴る足の向き、タイミングなど基本を徹底。その後は実践を重ねながら、一人ひとりの課題に合わせたアドバイスを行い、反復練習を繰り返しました。

 特にU12(小学4年~6年生)世代には、力任せではなく「蹴り方のコツ」を伝授。練習を繰り返し、変わっていく姿を子供たちも実感しさらに練習への熱心さが伝わってきました。今回のトレーニングで、東口が伝えた熱心さが伝わってきました。

 今回のトレーニングで、東口が伝えたい事は「考える」こと。成功も失敗も、その理由を自分で考え、試行錯誤を重ねることが成長への近道。そのヒントや答えに近づけれるようアドバイスを子供たちへ伝えサッカーの難しさと面白さを体感し、子供たちはまた一歩前進したと感じました。